<KS>
今日も30℃を超えそうな勢いで太陽が照り付けている。
そんな朝、いつもより30分以上早く、ショウを起こし、
KSに引き渡す準備をして、ワイフと共に家を出た。
ショウにとって、成人以降の人生を送る場の一つとして、
ケア・ホームという物がある。
その一例として、『 ゆう 』 という施設へ見学へ行く。
『 ゆう 』 は、全国に数あるケア・ホームの中でも、
あらゆる面で成功していると言える施設で、
遠方からの見学者が絶えない事業所である。
横須賀の西に位置する小さな町には、
自然が豊かで、田舎の雰囲気が風景に残る。
この土地に建てられた施設は、とても素敵な建物だった。
サービスは、
一人一人の身障者に密着して行われている。
身障者の施設は、ともすると、病棟の様になりがちで、
暗い雰囲気,辛気臭いイメージが拭い切れない。
その点、 『 ゆう 』 は明るい。
更に、入院ではなく、そこで 『 生活をしている 』 感がある。
はたして、わが町にもこのような施設を
作る事ができるのだろうか?
いやいや、作る為の下見に来たのである。