北関東(足尾)川地塾1-1 八郷マジック | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ 所により くもり


今週末、大陸からやってくる空気は、

気温減率が良い事は、事前に分っていた。


更に、収集した各種気象データから分析すると、

もしかしたら、午前中に八郷マジックが発生し、

フライト可能かもしれないと予測した。


一般パイロットの多くは、普通の天気予報サイトで、

晴れくもり マーク、更に左矢印右下矢印マークだけを見ている。

残念ながら、そういう方には分らないだろう。



塾メールで、「さり気なく飛べるかも?」と書いて流した。

教えている事を守って、気象を読む訓練をしている塾生は、

気付くかもしれないだろう。もしくは、

空気が読める人は、反応するだろうなぁ~。



さて、実際のコンディションはどうだったかというと、

予想通り 『 八郷マジック 』 が、炸裂しました。


八郷盆地よりも北では、北の爆風。

筑波学園都市よりも南では、西の爆風。

足尾のテイクオフは、無風。


余りにも、異様な状況に塾生が尻込みするので、

川地がダミーでNASAトップ(東向)からテイクオフ、

ランディング上空でサーマルをヒットして、雲底へ。


あとは、稜線上を移動し放題。

やさと盆地内は、雲底が1200m、

盆地の外、真壁町側は、1600m。


お昼頃には、更に雲底が上がり、

場所によっては、2000m近くまで上がった。



14時頃に、膨らんだお餅に穴が開いたように、

一気にしぼみ、北風強風になり、終了!

勿論、それを見越して、事前にランディングしていた。


今年、足尾で初めての塾は、大成功で終了した。

夜部は、勿論、大盛り上がりでした。