恐くなぞ! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->大学病院> くもり 時々 晴れ


今日も暖かいので、ショウの目覚めは、ご機嫌だった。

食事は、もりもり食べて、排便も順調音譜


ところで、最近のショウは、精神的に随分強くなった。


体育の時間は、エアートランポリンをするそうだが、

最初こそ、顔を引きつらせて、恐がっていたものの、

回数を重ねるに連れて、徐々に慣れていき、最近は、

強めの振動を与えてもケロッとして、喜んでいるらしい。



スーパーでは、店員が通る度に、

泣いたり、わめいたりして大変だったが、

車椅子になってからは、自力で逃げられるので

睨みつけるだけになった。


当然ながら、大学病院も全然平気で、

白衣を着た医師や看護婦が通っても、

恐くないぞ むっ と、睨み付けるだけになった。


更には、あっちへ行こうビックリマークこっちへ行こうビックリマークと、

積極的に動き回ろうとする。

(ただ、その行く先は、病院の外である。)


なぜなら、指し示す通りに進んで行ったら、

建物の外に出てしまったからだ。

(外出コースを知っているというのも驚きだった。)



夜は、久しぶりに実家の祖父母とSkypeをした。

Skypeのテレビ電話機能を利用して、

ショウが、言われたカードを引き当てるのを見せた。

余りにも正解するので、感動していた。