<XCツアー4日> のち
実は、昨日から、チョッとしたプロブレム(問題)が
私たちのツアーを襲っていた。
それは、土地のオーナーが、突然、
「もう、飛ばないでくれ!」と言い出したのだ。
初日も2日目も、とてもフレンドリーだったし、
我々も何か機嫌を損ねるような事をした覚えが無い。
勿論、何かアクシデントがあったわけでもない。
全くの『寝耳に水』な出来事だった。
(地主は、山の天辺に、一匹の犬と住んで、
食料の調達以外は麓に下りて来ないらしい・・・)
想像で、あれやこれや書くことは控えるが、
あの豹変ぶり、昨日までのギャップから判断して、
第三者の何かの力が働いたことは明らかである。
大家に、突然『出て行け!』と言われてしまった
“家無き子”状態の我々だが、オーストラリアには
天気さえ良ければ飛べる所は沢山ある。
ネゴシエーション(交渉)の卓越したエディーが、
以前から下調べをしておいたエリアへ移動することにした。
エリアの責任者の方に会って、挨拶をした後に、
フライトに関するアドバイスと危険空域の
レクチャーを受けて、エリアへ移動した。
ソアリングするには、チョッと弱い風だった。
南東斜面なので、15時を回った現時点以降に
良好なサーマルが発生するとは考え難い。
昨日は、16時を回ってから、
良いアゲンストが入って来たらしいので、
それを信じて待つことにした。
そしたら、本当に入ってきた。
準備はしていたので、直ぐに飛び始めた。
1時間程、飛んだところで、風がパタリと止んで終了。
XCには出れなかったが、フライトできたので、
皆さん、楽しく夕食を取ることが出来た。
明日は、今日よりも良い風が吹くそうだ。
楽しいフライトが出来ることを期待したい。