○,▽,□ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->KS> 晴れ


スカッと晴れた! またも平日だ。 むっ

そして、またしても今週末に向けて天気は下り坂。

意外に北風が強く、玄関の扉を開けたら、

冷気が吹き込んできて、ショウが驚いていた。


ショウは、強い風が顔に当たると、

ビックリして息を止めてしまうので、窒息しそうになる。

  DASH! (><;)  ヘ(゚∀゚*)



今日は、校外学習の予備日だったので、

給食は無く、お弁当の日だ。

好きな物ばかり入っているので、残す事はありえない。


今日から始まった、新しい課題は、

先生の持っているカード(○,▽,□の内の一枚)と

同じカードを手渡すというものだ。


写真や絵は得意で、簡単に当てるが、

○,▽,□といった記号は、どうだろうか?


もしこれができるようになれば、カタカナやひらがな、

更には、漢字も読めるようになるはずだ。

これは、そのための第一歩になるかもしれない。



帰宅して、玄関を入ろうとすると、

エレベーターの方へ戻りたがった。

そのまま、戻っても能が無いので、

靴を履いて、歩行訓練を兼ねて歩いて行くことにした。


1回に降りると、入口まで歩いて立ち止まってしまった。

そこから、先へは行こうともしないし、戻ろうともしない。

どうやら、ママを迎えたかったようだ。


しばらく、ベンチに腰掛けて、ママの帰りを待つ事にした。

ベンチに座っていること自体も、

ショウにとってはトレーニングになる。

5分ぐらいなんとか自力で座っていた。



ママがなかなか来ないので、帰ると言い出した。

また自力で歩行して帰った。

家に到着して、玄関を開けていると、

ママが帰ってきた。


何か、ブツブツ言っている。おそらく、

「 ママ!遅いよ 」 と言っていたに違いない。