恵まれた条件 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->KS> くもり


今日も曇りだ。

今週は、ずっとこんな天気ばかり。

まるで、ショウの体調のようだ。


家での朝食や夕食は、パクパク食べるのに、

学校では、殆んど食べないらしい。

勿論、保育施設でも。


熱を出している間、毎日、

大好物とパパやママに食べさせてもらっていたので、

他の人からは、食べなくなってしまったようだ。


体調は、元に戻っているので、

明らかに精神的なものである。



今日は、障害児を持つ父兄の

海老名地区の情報交換会があった。

主なテーマは、 『 進路 』


ショウは、まだ小学生であるが、

進路や成人になってからの事は、

その時になってからでは、手遅れである。


今の内から少しずつでも情報収集して

準備を進めておく必要がある。



ここ海老名は、近隣の市町村の中では、

恵まれている点とそうで無い点があるらしい。


長所としては、身障者の日常生活に対して

手厚いフォローがあるということだ。


短所としては、身障者が成人した後の

身の置き場が無い事。


もう少し分りやすく言うと、

何処かの施設へ行く時に、送迎のサービスはあるが、

生活していくための就労施設や事業所が少ない。



今回の集まりで中心となって動いてくださっている方々は、

とてもバイタリティーのある、ママさん方である。

そのパワーには、しばしば圧倒される。


こうした方々に囲まれているという事が、

本当は、恵まれた条件なのかもしれない。