フランスツアー18日目 全員でXC | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<Bチーム全員 3日目(8)> 晴れ


今日は、北西の弱風で快晴。


実は、明日から南風が続くことになりそうなので、

アネシー湖の横断が実現できるのは、

今日が最後になりそうだ。


したがって、アネシーへ行くことにした。

まさかツアー始まって以来の長時間、

全員XCになるとは思いもせず・・・。



『 飛びたい! 』 オーラ全開のBチーム、

ランチは既に用意済み!なので、

いつものパン屋に寄らず、テイクオフへ直行!


当然ながら、早く着き過ぎて、まだまだの状況。

準備をして、ランチをして、しばし待つ。

アネシーは、おおよそ13時頃から上がり始める。



12時30分頃からその兆しが出始めたので、

全員出動体制になった!


先発隊はチョッと梃子摺ったものの、

予定通り13時にサーマルが安定しだし、

後発隊も出動し、全員上がっていった。


勿論、川地も飛び立ち後を追う。

岩盤も難無くトップアウト。

対岸の岸壁は、まだまだ早い。


しばらく岩盤で上げる練習をした。

対岸から帰ってきた時、そして、

XCしてモルジンへ帰るためだ。



14時30分頃にようやくアネシーの対岸が

上がり始めたので、行くことにした。


ところが、いつもは簡単に上がる、

対岸の壁が、今日は、なかなか上がらない。


悪戦苦闘すること1時間以上。

ようやく、雲底に着ける事が出来て、

テイクオフ側へ戻ることに成功!


何人かが遅れたが、何とか挽回して追い付き、

全員が一団となって、モルジンへGo!!



Aチームの時よりも、

雲底高度やサーマルなど条件が難しく、

対岸でスタックして時間が遅かったにも係わらず、

見事、一つ手前のクルーズまで到達した。


全員で協力し合って移動できた事が

成功の一因である事は間違いない。



ところで、全員がランディングしたクルーズで、

Iさん一人がアーベントに乗り、風下へ・・・。

(AチームNさんの様に)


その先は、クルーズのエリアがあるが、

時間が時間なので、エリアの外には出て行けないが、

アーベントに乗って、飛び続けることが出来る。


我々がランディングした時点で7時間近く飛んでいるのに、

更に、1時間以上飛び続けた。

そのタフネスに脱帽です。



それにしても、

私がツアーで持久力を要求されたのは、

これが始めて! 凄い事になってきました。 (~_~;)