<Bチーム1人 3日目>
今日のコンディションは、昨日より良くない。
といっても、一日中快晴で風も弱めなので、
場所によっては、強固な逆転層をブレイクするだろう。
テイクオフ場所は、昨日と同じ
Mont Chery(モン・シェリー)へ行く事にした。
12時30分を過ぎるまで、予報通り渋くて
タンデム屋さんが、爽やかにぶっ飛んでいった。
(サーマルがある時は、必ずあげます。)
そろそろ13時という頃になって、
サーマルの兆しが見え始めた。
タンデム屋さんが、すかさずサーマル源に突っ込んだ。
微妙だが上がっている。
こういう時のダミーとして川地が居るので、
このタイミングでテイクオフした。
程無くトップアウトをして、300m程ゲインした。
しかし、Hさんもフィリップもテイクオフしてこない?
サーマルは続かず、品切れになったので、トップ・ラン。
次のサーマルが出るのを待って、2度目のテイクオフ。
川地はゲイン! が、Hさんも、フィリップも、
そして、エディーまでもが降りてしまった。
フィリップとエディーは、諦めて帰ってしまった。
Hさんは、リフライト。リフトで上がってくる間、
川地は、上空待機。待つ事1時間。
実はトップランをして待ってもよかったのだが、
皆が降りてしまった直後から、
テイクオフ周辺がバンバンで降し辛くなってしまったのだ。
Hさんはリフライトしたが、やはり上げれず降りてしまった。
川地はモルジンまで飛んでいって車を取って来る事にした。
(フリップが直ぐに回収に向かったので、必要無くなった)
モルジンに降ろそうとしても、谷の真ん中で、
何もしないのに、どんどん上がっていく。
嫌な予感がする、気持ち悪いので、
風が安定するまで、もうしばらく飛ぶことにした。
スイスの国境へも行った。
メンバーが再び飛ぶ気になったので、
ナントの斜面を偵察しに行った。
再テイクオフまでに、1時間ぐらいかかりそうなので、
ナントにトップランして、待つことにした。
(随分待ち疲れたし、トイレも行きたかった)
ナントの斜面は、木のない綺麗なグリーンの草原なので、
何処にでも 『 降ろし放題 』 のはずだった。
が、実際に降りてみると、背の高い草が群生していて、
ラインが絡みまくる。
もっと最悪だったのは、
その中の一つがカヤ科の草だったのだ。
(この草は、私の花粉症の一つ)
更に、追い討ちを掛ける新事実は、
降りた場所は、風が死んでいること。
つまり、風が殆ど吹かない所だった。
(道理で降ろしやすかったはず)
50m上では、草がよく揺れている。
仕方なく担ぎ上げることに・・・。
しかし、これは、
スギ花粉症の人が、4月に山に登る様なもの。
1分も経たない内に、花粉症が再発した。
くしゃみと鼻水、目の痒みが止まらない。 (x_x;)
それでも、
40分以上掛けて担ぎ上げ、リフライトに成功。
他のメンバーに合流することが出来た。
高濃度の花粉を吸ったので、
ランディング直後、シャワー直後、
そして、就寝中に発作(くしゃみの連発)が
襲ったのは言うまでもない。