<Aチーム 3日目> 所により
今日も朝から快晴だ。雲一つ無い。
全ての条件が、氷河フライトが可能と告げている。
早朝7:30にシャモニーに向けて出発した。
7月のヨーロッパは、非常に天候が悪かったようだが、
(X-Alps、1位のマウラーはそんな中を飛んで行った?)
我々が着てからずっと晴れになったらしい。
氷河からのフライトには、立ち入り禁止区域に入るため、
ガイドを雇うことが義務付けられています。
(日本人パイロットの中には、勝手にロープを潜って
飛んでしまう方もいるようだが、止めて欲しいものだ)
先週まで悪天候だった事とハイシーズンが重なり、
午前に時間が空いているガイドおらず、
午後からのフライトとなった。
シャモニーに慣れて頂く為に、早朝フライトをまず一本。
朝陽に照らされるモンブランを見ながらのフライトを
1時間程楽しんで頂いた。
最後に、川地もテイクオフ。
しばらくして、トラブル発生!
お客さんの一人がテイクオフに忘れ物をしたらしい。
バリオ無しの状態で、何とか上げ直し、トップラン。
(他のお客様が、バリオとGPSを忘れたので貸していた)
見つける事が出来て、事なきをえた。
午後は、いよいよ氷河の上からフライトだ!!
3000m以上で空気も薄く、ロープウェー降場から
テイクオフポイントまで歩くだけで、息が切れる。
更に、降り積もった雪が、走る時に足に絡みつき、
全てのお客様を失敗に追い込んだ。
(中には、複数回失敗した方もいた)
川地はというと、グライダーを広げるために、
あちらこちらと走り回ったために、
最後に自分が出る頃には、ヘロヘロになっていた。
(足はずぶ濡れで、雪で氷のように冷たかった)
苦労した甲斐もあって、怪我も無く、
氷河フライトの企画は、終了できた。
本当は、この後、
隣のエリアのPassyで飛ぶ予定だったが、
お客様が疲れ果ていた事や夕食の時間に
間に合わなくなりそうだったので帰途に着いた。
夕食時に、皆さん疲労困憊だったので、
明日の出発は、午前10時にして、
ゆっくりと休んで頂くことにした。