風情報システム02 音は聞こえど、データが | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ 時々 くもり

朝から、とても良い天気だ!

塾生は早朝からソワソワしている。


しかし、ここは、十分一山。

足尾や朝霧の様な東向きのエリアではない。


このエリアが初めての人は、一本ぶっ飛んでおいて、

お昼頃から飛ぶようにアドバイスした。


しかし、日頃からの習慣を

なかなか変えられないのが人というもの。

お昼前に、2~3本飛んでしまい、もうクタクタ。


日差しも強くなり、さあこれからという時に、

上がらないからと、諦めムードに・・・。

だから、午後からのエリアだと言ったのに・・・。



さて、

肝心の装置は問題なく動いている。


人間の耳は、よくできていて、

耳障りな音は排除して、必要な音を増幅してくれる。

しかし、機械には、それができない。


送信機と受信機の間に、

山や建物などの障害物が僅かでもあると、

電波にノイズが乗って上手く受信できない。


だから、音は聞こえど、データが

機械が判別できる水準で届かないのだ。


しかも今回は、

テイクオフとランディングの二箇所に設置するため、

両方が確実に受信できるポイントを探すという難題が

我々に大きくのしかかった。


プランA,プランBと試したが、

安定運用には程遠いレベルだ。


プランCに移行するには、

準備が必要なので、出直す事にした。



川地は、フランスツアーでヨーロッパに行ってしまい、

しばらく日本を留守にするので、

製作者のOさんにアフターフォローをお願いした。


今回、Oさんに同行をお願いして良かった。

私一人では、とてもここまでできなかっただろう。



帰りは、渋滞にハマることなく、

終電が出る前の横浜駅に降ろしてもらい、

無事に帰宅できた。