南関東川地塾4-1 ワンチャンス | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

頗る良い天気! 西風が強い目だが、

コンディションはおそらく問題無いレベル。

トレーニング・コースを発表して直ぐに山へ!!


思った通り、テイクオフは丁度良い風が吹いている。

直ぐに塾の開始だ!!

今日は、塾生全員を送り出してから、私が出た。



松田へのアウト&リターンは、

難しいだろうと読んでいたので、

湾内を周回するコース設定にしていた。


ここでの課題は、『上げ直し』。 しかも、

二の塔、三の塔といった強烈なサーマルではなく、

沖の弱いサーマルでの上げ直しだ。


以前にも話したが、高い所を漂っていては、

レベルアップなどするはずもない。


沖へ出し、行き過ぎず、手前過ぎず、

低過ぎず、高過ぎず、自分が上げなおせる高さへ戻る。

この判断力こそが、 『 セーフティー 』 へと繋がるのだ。



低くなる事を嫌い、高い所を漂うような

“ ぬるま湯 ” に使っていて、どうして

風やサーマルの変化を知る事ができるのだろう。


上げなおすという事は、

低い所のコンディション、高い所のコンディション、

それぞれを知る事になる。



周回コースの途中で東風が押してきたのを感じたので、

プランを変更して沖へ出した。読みは的中し、

コンバージェンスの発生した平野部を直進して、

松田アウト&リターンに成功した。


これは、今日、ワンチャンスしかなかった。

これを、塾生が感じ取れるようになったら本物だろう。