目の下にアザ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->KS> 晴れ

週末は、足尾で今年最後の塾。

塾の準備だけでなく、オーストラリアで飛ぶためには

書類が必要で、提出するための準備も忙しい。


ワイフは実家へ行き、毎年恒例の年賀状作りをする。

だから、今日は早目にショウを迎えにいって、

そのまま東京へ向かう。


学校への荷物だけでなく、

週末のお出かけの荷物を積み込むので、

朝はバタバタだった。(ワイフと手分けして積み込んだ)



ところで、

電話を取る時、直感的に、

良い知らせか? 悪い知らせか?

感じることはありませんか?


仕事が順調に捗っていた昼過ぎ頃、

一本の電話が掛かってきた。

今回は、正に “ 悪い知らせ ” 感じがした。


そして、見事に的中!!

ショウが再び怪我を負ったらしい。



どうやら、

怪我の原因は前回(10/22)の時と同じ子の様だ。


そして、最も問題なのは、今回も同様に、

ショウが怪我をさせられた現場を

スタッフが誰一人として見ていないということだ。


前回の時は、二人の間に玩具があり、

取り合ったのだろうという推測だったのだ。

だから、前回のBlogでは、譲り合いと書いたのだ。


今回は玩具があると揉め事になるということで、

しまわれていた。つまり、玩具が原因ではなかったのだ。

怪我の原因は、他にあったのだ。

(遊ぶものもなく、ショウは何をしていたのだろう?)


現場に居た他の子の話によると、

ショウは一方的に抓られて、泣いたたらしい。


電話でスタッフは、

「 病院へ連れて行きましょうか? 」 と言っているが、

抓られたぐらいで病院とは大げさな、と思った。



しかし、ショウを迎えに行ってみて分った。

誰が見てもかわいそうにともう程の、大きなあざが

目の下に出来ていたのだ。


それは、とても抓られて出来たものとは言えず、

殴られて出来たと言った方が、イメージしやすいだろう。


仮に、本当に抓られて出来たとするなら、

相当強く、長い間してなければならない。

それ以外にも、無数の擦り傷が左顔面に付いている。


ショウは肢体不自由ということで、

バギーに座らされている事が多い。とはいっていも、

落下しない様にベルトで縛り付けられているので、

逃げる事はできない。


注射を射されても泣かないショウが、

泣くという事は、よっぽどの事である。

きっとショウなりに抵抗したが、無力だったのだろう。


幸い、眼球には異常は無いようで良かった。

皮膚は自然に治癒するが、目はそういう訳にはいかない。



それにしても

こんな状態になるまで、スタッフが誰も居ないというのは、

ショウは、いつも、どいう状況で放置されているのだろう。


しっかりとした対策を立ててもらわないと、

とてもじゃないが、心配で預けられない。



スタッフがよく冷やしてくれたお陰で、

それほど腫れなくてよかった。

ワイフの祖父母が会えるのを楽しみにしているので、

実家に向かうことにした。


こんな時に限って、外食しなければならない。

ショウの顔を見たら、一般の人は、きっと、

我々、親が虐待していると思うに違いないだろうなぁ。

 ヘ(#゚∀゚)ノ   (ーー;)ゞ