南関東川地塾1-1 状況判断 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

朝から快晴! どうみても良さそう!

まだ8時なのに、天子岳,長者,西富士に既に雲が!

早い内にエリアに移動して、即フライトだ!


と、思ったら、

中央高速相模湖IC付近で、多重事故が

発生した模様?で、20km以上の渋滞らしい? ガーン


かなり早く朝霧に向かった人でも、

集合時間ギリギリなので、その後から来る人は・・・。


とにかく、

今日のテーマ,取組みを手短に説明して、

エリアに移動開始。この時点で、9時頃だったが、

既に、前山ではソアリングが出来ており、

トップアウトするのも時間の問題。



さて、

この時期の朝霧の猪之頭は、腕の差がハッキリとする。


勿論、運,不運もあるのだが、同じ時刻に

同じ所を飛んでいても、上手い人は抜けて行ける。

やはり勝組になれるのだ。


このテクニックは以前から教えているのだが、

なかなかハードルが高いのだ。

面白い事に、初中級機がトップアウトしていくのに、

上級機がのた打ち回っている事がある。


実は上級機の方が、このハードルが高くなり難しいのだ。



さて、前半の白糸エリアの周回コースだが、

天子岳までは、バンバンのコンディションなのに、

そこから南は全く対流活動をしていなかった。


実は、周回コースをただ回るだけでなく、

マインドコントロール(自己統制)をして、

状況判断することも課題だったのだ。


大倉ダムまで行きたいという欲求に屈した二人が、

白糸エリアに消えた。


風,空気がおかしいと感じた時点で、

直ぐに引き返す “ 決断力 ” が、

セーフティーフライトをするための必要条件になる。



後半は、毛無山を使った平野部のフライトになるのだが、

皆さん、偏流飛行が出来ていない。

だから、自分の行きたい方向、アドバイスされた方向から

ずれた方向へ、飛んでいってしまう。


そして、吹き抜けに掴まって、身動き取れずに

着陸(ランディング)という事になってしまう。

まあ、そうなるであろう場所に、

講習場があることは織り込み済みである。



この後、再び前山に戻り、川地は上げ直すが、

上げれない方は、やはり、抜け出す事は出来なかった。

後半になればなるほど、テクニカルになっていたので、

無理もないが、決して不可能だった訳ではない。


この辺の今ある自分のレベルを認識し、

明日への目標、モチベーションへとつなげて欲しい。