水を捨てる事ができない | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり


今回、イベントの開催一ヶ月前に、急転直下で、

『 熱気球の体験会 』 の開催が決定した。


そのお陰で、一日中、問い合わせの電話が鳴り響き、

対応に時間を取られて、本来の仕事が捗らない

事態となっている。


こんな事は、このイベントが始まって以来であり、

いったいどれだけの人が集まるのか見当が付かない。



そして、肝心のイベント会場は、

未だ溢れた白龍湖の水の中である。

気持ちは焦るが、こればかりはどうしようもない。


お風呂の水をくみあげて捨てるのとは訳が違い、

バケツに水を救っても、あたり一面水なので、

捨てる事ができない。


ただ、ただ、明日の朝までに、

水が引くことを祈るしかなかった。



というわけで、前日の内にしておくはずの

テントやイベント会場の設営は勿論、

搬入すら全く出来ないで、夜を迎えた。


明日は、3:30に起床して、4:00集合。

5:00には、熱気球の整理券を配り始める予定だ。

おそらく4:30には、列が出来るだろう。



毎年、前日は夜遅くまで騒いでいる学生たちも、

22時には、就寝したようだ。


出来る事は全て終えた。

あとは、明日になるのを待つだけだ。

何とか水が引いてくれることを祈った!!  (-。-;)