最後の一日 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<ツアー22日目 スペイン8日目> 晴れ

スペインツアー(短期)組は、早朝出発の便に搭乗する。

長期組、私を含むAさん,Iさんは、明日の朝出発だ。


川地は、サポーターのKさんと共に、

朝4時起きで、空港へ見送りに行った。


皆が無事にチェックインを済ませ、

セキュリティーゲートに入っていくのを見届けてから、

マドリッドのアトーチャ駅にレンタカーを返しに行った。



Kさんは、

今日から 『 巡礼の旅 』 のサポートをするらしい。

9時頃駅に集合らしいので、お付き合いする事にした。


実は、この企画の発起人のMさんは、

その昔、川地がスペインの大会に出場する際に、

散々お世話になった方なので、挨拶したかったのだ。



時間通りに現れたMさんは、

とてもお元気そうで、溌剌としていた。

『 巡礼の旅 』 の参加者の中には、

顔馴染みの方も居て、ツアーの話に花が咲いた。


再開を喜んだのもつかの間、

列車の出発時刻が来たので、お別れを言い、

駅を後にして、ホテルまで徒歩で帰った。



朝日に照らし出される、

マドリッドの街も、また趣があって良い物である。

時間に追われていなかったので、写真を沢山撮った。


ホテルに帰ったら流石に眠くなった。

AさんやIさんは、観光に出かけたが、

私は夕方まで眠りたかったので残った。


が、ルームサービスや携帯メールなどの邪魔が入り、

爆睡とまではいかなかった。


観光にでかけた方も、博物館に入ろうとした時は、

丁度、シエスタ(Siesta:昼寝(午睡))になってしまい、

周辺をウロウロしただけで終わったそうだ。



夜は、川地の嗅覚をフル動員して散策し、

レストラン街を見つけ出して、そこで、夕食を取った。

ご飯を食べたいIさんの希望で、パエリアを頼んだが、

やはり、白いご飯が一番のようだ。


今度ツアーに参加する時は、

炊飯ジャーを持参して、ご飯を炊くと言っていた。

(そんな重そうな物、誰が持つのだろう??)