仲間 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<自宅> 晴れ

スカッとした晴れの日だ。

北の高気圧に覆われたので、カラッとしている。

とはいえ、標高が低いところは減率が悪そうなので、

フライトコンディションとしては、疑問が残る。


さて、今週と来週は、塾はお休みだ。

梅雨の真最中という事もあって、

予定を入れなかったのだが、ご覧の通りの天気だ。


しかし、丁度良かったのかもしれない。

今年は、海外ツアーが3本立てになり、

(その予定ではなかったのだが・・・ (^^ゞ )

想定外のワイフの入院もあったので、

準備で非常に忙しいのだ。



そうは言っても、

今日は行かなければならない所がある。


私が、パラグライダーを始めたばかりの頃から知人が、

病気で亡くなられたので、お線香を上げにいくのだ。

(お通夜,葬式はありません)



パラグライダーという業界は、

ただ単に 『 飛ぶ 』 という共通のテーマで

仲間として話ができる特殊な世界だと思う。。


老若男女を問わず、

体育会系の先輩と後輩といった上下関係も無い。

勿論、社長であろうと、学生であろうと、関係ない。

身分とか、ましてや資産など関係ない。


パイロットの間には垣根がなく、人と人として話ができる。

そして、大いに盛り上がれるのだ。

その方は、そうした語らう事のできる仲間だった。


最後に、朝霧でタンデムをして欲しいと言われたが、

その夢を叶えてあげる事は出来なかった。

(勿論、ドクターストップです。)


本人は、死を告知されていたにも拘らず、

非常に明るく、あっけらかんとしていた。

だから、私達も不安や心配など無く会話をしていたし、

現時点でも大きなショック受けずに済んでいる。


これは、きっと、その方の “ 人の大きさ ” なのだと思う。

とは言え、仲間が一人減った事は、やはり寂しい。



ここに、心から、ご冥福を祈ります。 <m(_ _)m>