サービスをを受けるには? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->センター> くもり

昨日は余りにも痛かったので、

病院へ行って鎮痛剤をもらった。

今日は、早朝に鍼を打ってもらう。


こういう時に、いつもお願いする鍼師の友人だ。

水曜日は、この近所まで回診に来るので、

前日の内に電話してお願いしておいたのだ。


ハッキリと言おう、彼の鍼は効く。


打つ前までは、立ち上がるのですら苦痛だったのに、

打った後は、普通に歩き回れる。

何度、この鍼に救われただろうか!?


しかし、治った訳ではない!痛みを取り除いて、

自己の治癒力を上げただけにすぎないからだ。

これから自分自身の体が患部を直していくので、

完治するまでは、大きな負荷を掛けてはいけない。



ショウを持ち上げるとどうなるか・・・! (ーー;)


しかし、そんな事は言っていられない。

ご飯を与えたり、トイレへ連れて行ったり、

そう、ショウは我々の助け無しでは生きて行けないのだ。


今回のように、我々が何らかの理由により、

ショウの介護が出来ない状態に陥った場合

助けてくれる人が欲しいのだが・・・。


何故かそういうサービスが受けられないのだ。



で、なぜ受けられないのか?の説明と、

そして、川地家は本当に助けが必要な状況なのか?

(私がサービスを受けるために嘘を言っていなか)を

確認するために、市役所の職員が訪問する。



職員の説明が一通り終わり、

どうやら、ワイフが元気だから、許可できないらしい。

(会社を休んで子供の面倒を見ろということだ。)

(ワイフは正社員として働いているし、通院で

 月に何度も休んでいるので、もう会社は休めない)


で、こんな質問をしてみた。(あり得るので)



川地:

「もし、妻が入院する事になったら、

 ショウを介護できる人が居なくなるので

 許可してもらえるのですか?」


市職員:

「いや、駄目です!」


川地:

「はぁ?では、今度は何が認めない理由なのですか?」


市職員:

「それは、ですね。え~と、そのですね・・・。」

(規則が書かれた資料を、ペラペラめくる)

「そのサービスの規則は、ここら辺に書いてあります。」


川地:

該当する規則も例も書かれていない。

「??? どれの事ですか? 」


市職員:

「え~と、どれなんでしょう?」


川地:

(おいおい! (-""-;) )

「今、貴方は、何か該当する規則があったから、

 駄目と言ったのではないのですか?」


「では、逆に質問しますが、どういう事情の人が、

 このサービスを受けられるのですか?」


市職員:

「・・・、どういった場合なんでしょう?」


川地: o(-゛-;) プチプチ

(俺に聞くな!)

「すみませんが、貴方はこの件の担当・・・ですよね!」

「ここへ何をしに来られたのですか?」


市職員:

「市役所に帰って、上司に聞いてみます。」


川地:

(駄目だコリャ!! ┐( ̄ヘ ̄)┌ )

腰痛は治まってきたけど、頭痛がしてきた。


特に助けを必要とする人が訪れる

障がい福祉課の窓口で、大丈夫なのか?




そんな心配など、何処吹く風の

ショウがセンターから帰宅した。

センターでは、しまじろうを見せてもらえるので、

上機嫌で帰ってくる。


で、はしゃぎ過ぎて疲れるのか、ベッドで秒殺だ。

ママとパパはゆっくりと夕食を取れた。 (^^♪

食事が終わった頃にショウのお目覚め。


まだ、私は完治していないので、

ショウの入浴はワイフにお願いした。