<お仕事>
今日はトレーニングを主眼としたメニューなので、
タスクも大きめで難しくなり、
フライト時間も3時間はゆうに越えるだろう。
しかし、それを可能にするぐらい、
今日はサーマルが豊富に発生するに違いない。
朝霧高原が、なぜバンバンになるのか?
その原因の一つに、
夜に独特の北風(山風)がある。
これによって、接地逆転層が出来にくく、
霜や霜柱といったサーマルの発生を
遅延させる物も発生しない。(今日は正にその日)
即ち、朝の日の出と共に、サーマルが立ち上るのだ。
テイクオフに上がった塾生は相変わらず、
早すぎる、上がらないなどと相談している。
しかし、ダミーが出ると、
その仮説は間違っていることが暴露された。
朝霧だけでも40名はテイクオフ(離陸)したのに
前山が空いているのだ。
スクール生も含め、グングン上がっていったからだ。
今日は、昨今の朝霧の中でも、
最もハードなサーマルの日となった。
多くのグライダーが山沈をした中で、
塾生からは、誰も出なかったことは幸いだった。
トレーニングメニューも、
最初こそはギクシャクしていたが、
後半は形になってきていた。
午後は、勿論、解析をおこなった。
2日間たくさん飛べて、皆何か得て帰宅したはずだ。
次回までに、腕を磨いてくるだろう。