川地塾R トレーニング2 大ハード | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

今日はトレーニングを主眼としたメニューなので、

タスクも大きめで難しくなり、

フライト時間も3時間はゆうに越えるだろう。


しかし、それを可能にするぐらい、

今日はサーマルが豊富に発生するに違いない。



朝霧高原が、なぜバンバンになるのか?

その原因の一つに、

夜に独特の北風(山風)がある。


これによって、接地逆転層が出来にくく、

霜や霜柱といったサーマルの発生を

遅延させる物も発生しない。(今日は正にその日)


即ち、朝の日の出と共に、サーマルが立ち上るのだ。



テイクオフに上がった塾生は相変わらず、

早すぎる、上がらないなどと相談している。


しかし、ダミーが出ると、

その仮説は間違っていることが暴露された。


朝霧だけでも40名はテイクオフ(離陸)したのに

前山が空いているのだ。

スクール生も含め、グングン上がっていったからだ。



今日は、昨今の朝霧の中でも、

最もハードなサーマルの日となった。

多くのグライダーが山沈をした中で、

塾生からは、誰も出なかったことは幸いだった。


トレーニングメニューも、

最初こそはギクシャクしていたが、

後半は形になってきていた。



午後は、勿論、解析をおこなった。

2日間たくさん飛べて、皆何か得て帰宅したはずだ。

次回までに、腕を磨いてくるだろう。