丹沢川地塾2-2 何故流される? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ のち くもり

昨晩泊まった 『 どんぐり山荘 』 はなかなか良かった。

一軒家が貸しきり状態で、20人ぐらいは泊まれる。

風呂付、キッチン付きなので、自炊も可能。


勿論、料理も頼める。

体験者によれば、結構良いらしい。

大型液晶テレビがあるのも、夜部に嬉しい設備だった。



昨日より、今日はもう少し安定しているはず。

入山予定は、50人近くになるので、

とにかく早く上がって飛ぶ事にした。


今日も二ノ塔テイクだ。

少し慣れたので、所要時間は30分だった。

勿論、登りはきつかったが・・・。



さて、時計は既に10時を回っているのに、

1番は気が引ける? とか

ぶっ飛んだらどうしよう? とか

川地の居ないSテイクでは、すったもんだしているらしい。


テイクオフには、2m/sのベストな風と充分な日射、

南向きの斜面には上昇風を告げる陽炎が

多数確認できる状況で、何を躊躇う必要があるのか?


この条件で、ぶっ飛ぶ人は、

12時まで待ってもぶっ飛びます。

早く出ましょう!! ((o(-゛-;)



余りにも、もたもたしているので、

川地は11時にテイクオフすることを宣言!

ビデオの撮影希望者はそれまでに出るように告げた。

そしたら、やっと出始めた。  Fu =´、`=)ゞ



で、流されないように注意をしたが、

昨日同様、やはり、皆、流されていく!?

私の目から見て、明らかにサーマルのコアから

外れているのに、回し続けている・・・。


そしてあのデンジャラスゾーンの

山の裏側へ・・・。 (ーー;)


流される人数も減ったし、

注意をすると前に出てくるのだが

目を離すといつの間にか裏側に近付いている。


本日は、塾生に犠牲者は出ませんでしたが、

入会希望で訪れたフライヤーが、

危険空域で潰されて山沈した。

(その方もやはり、流されていたようだ。)


一緒に飛んでいて、理由が分ってきた。

多分、私の仮説で間違いないと思う。

確証を得れたら報告することにします。



塾の二日間で、いろいろあったが、

空域制限の取れた方を大山や花立にも

連れて行くことが出来たので、

エリアのポテニシャルを充分に活用できたと思う。


次回は、緊急対策会議を開き、

裏へ流されないような対策を講じたい。