川地塾北関東5-3 折角来たのに? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもり 時々 晴れ

天気は悪い方に振れた。

朝からドンヨリして、富士山はどこ?の状態。

ある程度予見はしていたけどね。

ただ、風はそれほど悪くない。


しかし、移動してきた塾生は意気消沈。

とりあえずエリアの攻略法を伝授した。



講習会場にも風が入り始めた。

が、塾生の腰は重い。


来週、大会本番ですよね。

私だったら、講習会場に一目散に行き、

テイクオフのトレーニングに没頭します。

フォロー(追い風)でも離陸できるようにね。



11時を回った頃、薄日が差してきた。

すると、塾生がやっと重い腰を上げた。

で、講習会場に向かい始めた。

(あれ?山じゃないの?)


折角やる気を出したのに、

腰を折ってはいけないと黙っていた。



その後、瞬く間に雲が無くなり、

コンディションが好転したので

塾生は慌てて山に上がったが、

案の定、サーマルのピークに間に合わなかった。


我々は、人間のリズムで行動するのではなく、

自然のリズムに合わて行動しなければならない。

それが、パラの極意だ。


今回は失敗をする事で、

それを学んで頂くつもりだったのだが、

分かって頂けただろうか?