泣き虫甘えん坊 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<小学校->整形外科病院> くもり 時々 晴れ

意外だが、ショウは学校で平気で過ごしている。

食事は、3/4程を食べているし、

授業にも楽しく参加しているようだ。


手術前の様に、教室を抜け出して、

エレベータまで這って行く程、元気は有り余り、

先生の問いかけに大きな声で返事もしているらしい。



下校後は、手術を受けた整形外科に行き、

リハビリを受ける事になっている。


病院まで、あと数キロの所で、

もう何処へ向かっているのか分かるようで、

はしゃいでいる。



リハビリ中は、側に居てあげるのが普通だが、

甘えて、泣き虫になる。

面白くないし、体触れられるし、辛いし、

嫌だよぉ~~。  (。>0<。)


しかし、

それは、全て演技。

パパは全てお見通しだ。


「 じゃあね、バイバイ! ヽ(^ー^*) 」 と出て行き、

こっそりとドアの陰から様子を伺うと、

泣くのを止めて、平気な顔でリハビリを受けている。


たまたま、覗いているのがばれたら、

慌てて、ヒンヒン泣いていた。

いい加減にしなさい。嘘泣きでしょ。

  (。>_<)  ( ̄∩ ̄#



リハビリが終わったら、

ニコニコしながら部屋から出てきた。

たまたま、ロビーにある大きなテレビで

しまじろうが再生されていたからだ。


このまま帰ったら、暴れるので、

終わるのを待って帰宅した。