北関東川地塾3-2 台風接近 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ のち くもり のち 雨

予想に反して、朝日が眩しかった。
森の木々は静まり返り、現代科学による天気予報がなければ、
きっとテイクオフ(離陸)場へ向かって喜んで登っただろう。
しかし、それは束の間の喜びであることは誰でが知っていた。


残念ながら、日本列島の南海上の台風は、
関東を目指して真っ直ぐに北上をしていた。
こんな時はいかなる誘惑にも動じず、
マインドをコントロールしなければならない。


幸いにも、前日は予想に反して好条件に恵まれたので、
多くのログ(フライトデータ)が残されている。
それらを解析しない手は無い。


プロジェクターで3D解析しながら、
今後のトレーニングのポイントを各パイロットへアドバイスした。
危うい日に無理やり飛ぶよりも、自分や他人のフライトを
解析して、次回のフライトに生かすほうが、
何倍も上達スピードが速い。


次回の塾が楽しみだ。