手術当日 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<センター> くもり

保育施設の一つ、『センター』で

丸一日を過ごすのは初めてだ。

当然、食事を与えるのも初めてだから、

多分、あまり食べないだろう。


ヘルパーさんが自宅の駐車場まで迎えに

来てくれる事になっているので、とても助かる。

帰りも駐車場だ。



手術は、12:30頃。30分前立会い。

預けた後、できる事(殆どが家事)をして、

気付くともう12時だ!


慌てて病院へ走る。

もう、みんな来ていた。

ワイフはとてもリラックスしている。

顔色、肌のつやも良い。(充分休んだから?)


どうやら、急患が立て続けに二つ入り、

手術開始が遅れるらしい。


とりあえず、長丁場になりそうで、

私は手術室の前から離れられないから、

先に昼食を済ませることになった。


川地が病院に戻った後に、

皆さんには食事と買物へ行ってもらった。



私もワイフも暇なので、修理から戻ってきた

ノートPCの再セットアップをしながら、

病室に戻り雑談していた。


ところで、驚いた事に、

この病院は携帯電話は “ 使用可能 ” なのに、

ベッド脇の電源が “ 使用禁止 ” らしい。

(病室での通話は迷惑なので禁止,メールはOK)


なんと、持参した電動歯ブラシでさえも、

とにかく電化製品は禁止なのだ???

だから、携帯電話の電池が無くなったら、

電池で充電しなければならない。

(理由が良く分かりません。節電?)



結局、手術が始まったのは、15時を回ってからだ。

ワイフは自力で手術室へ入って行った。


手術は最短でも、2時間。

多分、3時間は掛かるだろう。

ショウの引渡しには、到底間に合わないので、

ワイフの両親にお願いした。


待っている間暇なので、

ノートPCの設定や雑誌を読んでいたが、

疲れが溜まっていたのか、ウトウトし始めた。


3時間が経った頃、執刀医に呼ばれた。

「無事に成功しました」と、伝えられた。

直ぐに、自宅で待つ両親へメールをした。



一時間ぐらいして、

麻酔からさめたワイフが病室に運ばれてきた。


そこには、

手を振りながら元気に手術室へ入って行った

ワイフの面影は無く、ただグッタリと横たわっていた。


予定していた術後の痛み止め方法ができず、

点滴から痛み止めを入れる方法に切り替えたため、

副作用の吐き気が酷いようだ。


手短に手術成功を伝えて、病室を後にした。

今は、ゆっくりと休む事が大事だからだ。



ここまで遅くなる事を想定していなかったので、

ショウの夕食の準備はしてなかった。

ワイフの両親は、食事を作ることができない。

帰宅したら、お腹を空かしたショウが居た。

夕寝をしたそうなので機嫌は良かった。


ワイフの元気な様子を伝えたので、

両親は安堵した様子で、帰途に着いた。


全ての事を終えて、ベッドに入った時は、

2時を回っていたと思う。疲れて余り覚えていない。




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