川地塾R task4 やっとゴ~ル!! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

前日の爆風が嘘の様に静かで、

スッキリと晴れ渡った一日の始まりとなった。

天気予報は渋いコンシションだが、川地は信じていない。

必ず今日は良いはずだ。


今日は、珍しくワイフとショウを同伴して朝霧に向かった。

最近著しく進歩を続けるショウに、

牛や馬などの動物に触れ合うためだ。


ショップにはRコースの塾生が既に集合しており、

予め発表しておいたタスクについてディスカッションしていた。

コンディションが渋いのではないか?という意見が多く出され、

最終回ということもあり、ゴール者が多くなるタスクを選択した。



エリアに着くと、もう数機が飛んでおり、

早くも予想が外れつつあることを予感させた。

テイクオフ(離陸)場に到着すると、

その予感はより確実な物となった。


前山が混んでいないのだ。数機しか居ない!?

そう、コンディションが良いので、

離陸すれば直ぐにトップアウトしてしまうのだ。


45kmタスクは少し簡単か?とも思ったが、

大勢がゴールできる事が重要だったので、

そのままで行く事にした。



レースの内容もなかなか面白いものになった。

トップが各ステージ(場面)で常に入れ替わり、

誰が1位になってもおかしくない状態が最後まで続いた。


最後の最後に大どんでん返しがあり、楽しいレースとなった。

川地も最後に5人位をごぼう抜きして、2位でフィニッシュ。

(パイロンを一つ撮り忘れそうになるチョンボもしたが・・・。)



最後の最後に、塾としてミスをしてしまった。

いつも、フライト解析をプロジェクターで投影して行うのだが、

何と忘れてしまった。

(お泊りバッグに常に入れているので、日帰りの今日は・・・。)


大きなテレビに映そうとしたら、

今度はPCのS端子の調子が悪い。

重なる時はこんなものである。 (ーー;)


仕方なく、口頭でのアドバイスで終了した。今日は、

日曜日なのでそれ程長く引っ張ることも出来ないし、

高速道路も事故渋滞で、大変らしいので、

早めに解散できたのは、幸いだったかもしれない。



帰りは、下道で帰ったので、外食にする事にした。

途中に有る自然食品のビュッフェ・レストラン

ひな野 』 に寄った。


ショウの大好物の茶碗蒸しや豆腐が食べ放題で、

比較的静かなので、ショウも機嫌が良く食べるので、

ショウ様ご用達のレストランの一つである。


奥の席が空いていたので、

「 いらっしゃいませ~! 」 の声も聞こえ辛く、ラッキー!!



なはずだったが、状況は一変した。

隣のチョッとしたボックス席(10席)のファミリーが

とても大きな声で会話していた。

中でも高校生ぐらいのお姉さんの声はよく通り、


ガッハッハ~!! チガウよ~!! エ~!!など、

店じゅうに響き渡るような、豪快なトークを炸裂していた。

(ボックスになっているので、声が反響するのもあるが)


そう、ショウは、丁度20歳前後の女性の

遠くまで通る声が嫌いなのだ。

だから、 「 いらっしゃいませ~! 」 が嫌い。

(遠くまで聞こえるように、一段トーンを上げるでしょ!)


結局、大好きな茶碗蒸しですら、3口ぐらいしか食べず、

ず~っと、泣いたり、睨み付けたりしていた。


もしかしたら、

店の反対側の静かな所に移動すれば食べるかと思い、

席を移ったが、一度害した気分はそう簡単には元に戻らず、

(30分以上も嫌な音を聞かされていたのだがら仕方ない)

殆ど食べなかった。



因みに、

我々が席を移るとほぼ同時に先のファミリーは店を出た。

運命とはこんなものである。 (ーー;)ゞ


ショウは寝るまで、機嫌が良くならなかった。

余程、骨身にしみたに違いない。 (^^ゞ