<お仕事> のち
今日はコンペを目指す人のためのコース。
Rコースの最終回だ。
みんな気合が入っている。
朝はとても良い天気。
しかし、午後から雲が張ってくる予報。
急いでテイクオフ(離陸)場に上がる。
しかし!!そこに、見えたのは!?
雲海と見間違うほど白濁した空気。
そして、それに覆われた朝霧高原だった。
何じゃこりゃ~!!!!!
と言いたくなるのも無理は無い。
白く濁れば濁るほど、上昇風は吹かなくなるからだ。
が!!
ダミーが上がっていく!
スキルアップコースの一年生が、怖気づくことなく、
コンペ機に絡んで旋回しているのを、
テイクオフから見上げた。
これを見て、R塾生の意気が上がった。
タスクを小さくする雰囲気が吹き飛び、
そのまま続行する事になった。
川地的には少し迷った。
今日のコンディションからすれば、タスクを小さくしないと
極端にゴール者が減る事が予想できるからだ。
しかし、皆で話し合って決めた方針に従う事にした。
結果がどう転ぶかは分からないが、
それはそれでよい経験になると考えたのだ。
技術は失敗しなければ、身に付かない事が多い。
大きなタスク、長距離、難コースに挑みたいという欲求を
制御出来ないと、コンディションにそぐわないタスクを作ってしまう。
心をコントロールできなければ、良いパイロットとは言えない。
そして、今日は忍耐も必要とされるだろう。
結果は、
天気予報通り、午後から張り出した高層雲で、
コンディションが悪くなり、ゴール者は “ 無し ” となった。
アウトサイドも多数あった。
しかし、得るものも多かったようだ。
今年のRコースは、全く天気に恵まれていない。
そこで、もう一回だけRを開催する事にした。
サービスデーを設けたのだ。
そこで最終タスクをする。