川地塾R task2 雲底が下がり、タスクストップ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> くもりくもり晴れくもり

今日はコンペを目指す人のためのコース。
Rコースの日だ。


曇っていて寒々しい空とは裏腹に、

ショップは朝から熱気に包まれている。

今年のRは、延期に次ぐ延期。

キャンセルもありと。


何か呪われているかのようだ。


今日も天気予報では、快晴のはずが・・・。

夏の朝霧によくある様に、空が雲に覆われている!?



それでも、晴れてきそうな兆しが有るので、

テイクオフ(離陸)場へ移動する事にした。


曇っているのに、

スクール生が乗ったグライダーがフカフカ浮いている。

が、日差しが来そうで来ない。


白糸エリアでは、

何機もトップアウトして上がっているのが見える。

白糸エリアに移動しようか、皆が焦りだした。


川地は即席で白糸エリア用のタスクを作成した。

と、そこへ強い日差しが射してきた。

グングン上がり始める機体を見て、塾生が色めきたった。



川地は直ぐにテイクオフした。

ここで、塾生のGPS入力が非常に遅い事が発覚する。

川地はタスクを発表した後に、GPSの入力をしたのに、

テイクオフ(離陸)した順番が最初の方だったのだ。


タスクが直前に変更される事は、

本番の大会ではしばしば有る。

そんな時にテキパキと再入力できないと、

この時点でレースが終わってしまう事になる。


それに、 “ 気付いて ” 頂けたのなら、

そして、何をトレーニングするか “ 気付いた ” のなら、

塾Rに参加して頂いた意義が有る。



タスクは予定通り、スタートした。

が、予報に反して雲がドンドン増えて、

雲底は時間と共にジリジリと下がって行った。


タスクの後半に設定した猪之頭へのフライトは

危険をともなうものになるので、やむなくストップを宣言した。



“ 白糸エリア ” は、読み通りに

良いコンディションに恵まれたが、残念な結果となってしまった。