南関東川地塾03-1 気象が 『 変 』 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ
今日はRコースの日。
コンペ(競技)を志す人のためのコースだ。


天気図は、西高東低の冬型気圧配置。最高だ!
朝霧では、バンバンになるパターン。
少し北西の風が強いようだが、きっと南風が押してくる。

そう信じた。



10時になると猪之頭より南に位置する白糸エリアに
予定通りに南風が入ってきて、数機がフライトを始めた。
普通なら遅れること30分後には、猪之頭エリアに南風が届く。


しかし、今日は南風の出前が届かなかった。
テイクオフ(離陸)場から見えるすぐそこの煙は、
南風を示しているのに、ここまで届かない。



ランディング(着陸)場付近で、一進一退を繰り返している。
川地も塾生も、もう少し、あと少しだと応援したが、
あと一歩押し切らなかった。


結局、今日は南風の配達は、白糸エリアまでだった。
曇っていたなら直ぐに白糸エリアに移動しただろうが、
快晴だっただけに、何ともやりきれなかった。


最後は、ダミーをするために川地がフライトしたが、
怪しい風に阻まれ、あえなくランディングした。
まるで洗濯機の中でフライトしている様な感じだった。


誠に無念だったが、中止を決定した。

これで、TASK1は不成立となった。



12月だというのに雨の日が多く、

冬型気圧配置になっても、全然上がらない。

今年は、例年よりも増して、気象が 『 変 』 である。