ホースセラピー | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<乗馬苑> 晴れ

前日に、ワイフの実家に泊まり、

今日はいよいよ乗馬にチャレンジする。

観光地で馬に乗るのとは違い、

何らかの障害を持つ人を対象にしたところで、

サイトウ乗馬苑 』 という。


ショウは、以前に何度か馬に乗ったことがあるが、

何れもワイフと一緒で時間は数分、馬場を一周したぐらいだった。

しかし、今回は20分間も乗馬する。


いち時期流行った(今も流行っている?)

『 ジョウバ 』 マシンが、15分~20分であることから考えても、

相当な運動量になることが想像できる。



30分程早くとうちゃくしたので、

休養中の馬が放たれている柵の近くに行った。

馬自体が大きいからビビッているのは以前と変わらないが、
目を逸らすのではなく、何だろう?とよく見ていた。  馬  (・・;)


馬には、ショウに障害が有ることが分かっているようで、
そうした接触の仕方してきた。

セラピー用の馬はよく教育されている?
それとも直感的に分かるのか?

我々には、ダイレクトに接触してきた。

例えば、手を舐めたり,体の匂いを嗅いだりしてきたのだが・・・、



ショウに対しては、

まずバギー(幼児用車椅子)の近場の草を食べ、

次に、足の補装具の匂いを嗅いで、

また、草を食べ、

次に、顔を見つめて、

また、草を食べ、

と、決して怯えさせないように、

少しずつスキンシップを計り、近づいて行くのだ。


最終的には、

ショウの顔に匂いを嗅いだり、鼻息をかけたり、

ショウの様子を確認しながら、行動しているのである。


これには、本当に感心させられた。



さて、いよいよ乗馬の時間が来た。

今日は、ショウが一人で馬に乗るのだ。

勿論、身体障害者用に特別な鞍が用意されていた。


結果は、まずまずだった。ある程度予想していたが、

前半は大はしゃぎして、手綱を持たせても直ぐに離してしまう。

 ( ヘ(゚∀゚*)ノ  (-""-#) 暴れるな!! )


後半は、心地よくなってウトウトしていた。


 ( n((u_u))n  ヾ(▼ヘ▼;) 寝るな!! )



ショウの次の番だった男の子は、待っている間とても緊張していて、

順番が来たら泣き始めてしまい、乗馬している間ずっと泣いていた。

セラピー(治療)が目的で来たのに泣いてしまっていは、

元も子もない。

両親の複雑な心中が手に取るように分かった。


それと比べると、ショウは全然平気だし、

一定の成果があったのかな?と胸を撫で下ろした。



やはり疲れたのか?帰りは、爆睡だった。

パパも疲れていたので、運転を途中交代してもらって寝た。

次回、また時間を作って行こうと思う。



P.S.

ヘルメットの大きさが合わなかったので、

今度は、毎ヘルメットを持っていこうと思う。




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