頑張ったショウ、疲れたパパ | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->遠足> 晴れ 時々 くもり

昨晩の雨も止み、朝からスッキリとした秋晴れとなった。

集合時間は8:30だが、ショウはいろいろ準備が有るので、

早めに保育園へ着く様に家を出なければならない。


妙に量が多かった昨日と比べると、オシッコは標準量になったが、

先日から調子が悪いのではないかと思う一つとして

食事の食べっぷりが、やはり今一つで、ノロノロ食べている。

それでも、何とか予定の時間に保育園に到着できた。


いつもと違い出迎えられる側になったクラスメイトは、

直ぐに、 「 ショウ君パパも行くの? 」 と聞いてきた。

勿論、 「 行くよ! 」 と応えた。


半分ぐらいのクラスメイトは既に部屋に居たが、

いつもは先に保育園に居る、SちゃんやRちゃん,Yちゃんは、

ショウの後からやってきた。


時間が来た、いよいよ出発だ!

バスには、ショウの通う保育園だけでなく、

他の保育園の園児達も乗ることになっていた。

ここ海老名市は、全保育園が合同で遠足に出かけるのである。

で、乗ってきた園児達は、とても大人しく見えた。

というか、ショウのクラスが非常に元気なのだ。

バスの中では、先生紹介や質問コーナー、歌合戦など

大いに盛り上がった。



さて、現地 『 わんぱくらんど 』 に着くと、まずは汽車に乗った。

公園中央にてお昼を食べるための場所取りをしたら、

いよいよ、ゲートオープン!!


正に蜘蛛の子を散らした様に、遊具に散っていく子供達。

それまで、適度な日射と過ごしやすい気温の中、

静かな一時を親子で過ごす姿があった巨大遊具の世界は、

突如現れたちびっ子ギャング達によって占拠されてしまった。


程なく歓喜の声の中に、泣き声や怒号が混じって聞こえ始めた。

どうやら、遊具の順番争いが始まったらしい。

感心したのは、殆どの場合、話し合いで解決をし、

中には仲裁役が居て、その場を丸く治めていることだ。


大人の世界もこうであったら、もっと平和で幸せになるのに・・・。



無論、ショウはこの争い事に無関係だ。

昨年もこの公園に着たが、おっかなびっくりだった昨年と比べ、

各遊具での表情が良い。反応が良いと言った方が正しいか?


ただ、クラスメイトと比べスタミナが無い事も分かった。

殆ど椅子に座っているショウに持久力を求める方が無理であるが、

遊具で少し遊んだだけで、ぐったりしてしまうのが残念だった。

(だから、その度に休憩した)



昼食は、芝生の上にレジャーシートを敷いて食べるのだが、

ショウはバギー(幼児用車椅子)でしか食べられないので、

直ぐ近くの東屋で食べることにした。


初めの内は、中で食べさしていたが、ショウの目線からは

外が全く見えないので、クラスメイトも当然見えない。

それでは、遠足に参加した意味がないので、

東屋の踊場で食べさせることにした。


見晴らしは良いし、クラスメイトも近くてよく見える。

逆に、クラスメイトが声を掛けてくれた。

パパが与えているので、アッと言う間に食べてしまった。

(先生もビックリ!! (゚Ω゚;) )

「 いつもこういうふうに食べて欲しいな・・・ 」 と言っていた。



昼食後は、公園の一番奥に有る、

お城を模した遊具で遊ぶことになった。

子供達の間では忍者屋敷になっていた。


ここをショウ(20kg弱)を連れて、動き回るのは一苦労だ。

しかも、全てが子供(小学生低学年)に合わせられているので、

アスレチックの様になっている城内を、

急坂を登ったり、腰を落として歩いたりしなければならない。



ここで、女の戦争勃発!!

幅広で急な滑り台で、ショウと遊んでいたところ、

SちゃんとRちゃんがやってきた。


S: 「 ショウ様、いっしょに滑ろう!! 」

   (あれ、またショウ様に昇格したのね! (;^_^A )

R: 「 (ずるいわ) 私もいっしょよ!! 」

パパ: 「 先生済みませんが、下で見てて受け止めてください! 」


何とか3人が滑る事ができたが、バランスを崩して、

横一線ではなく、折り重なるように下に到着した。

失敗しても、皆とても楽しそうにしていた。



今度は、斜度が緩い滑り台で滑らしてみた。

こちらの方もショウは楽しいようだ。


S: 「 ショウくんパパ、こっち(急な滑り台)に連れてきて!! 」

R: 「 ショウ様はこちら(緩い滑り台)の方が、楽しそうよ!! 」

S: 「 う~んダメ!こっちに連れてきて!! 」

R: 「 これなら、私が下で出迎えれるわよ!! 」

パパ: 「 はいはい、じゃあ交互に一回ずつね! 」  (;^_^A


気が付くとYちゃんが居た。

パパ: 「 ショウくんは時間が掛かるから、お先にどうぞ! 」 (^^♪

Y: 「 ショウ様の後から付いて行きます。 」  (#・_・#)

パパ: 「 ああ・・・、そう・・・。 」                (^^ゞ


7回も8回も、上り下りしていると、流石に疲れてきた。

運動不足の川地には本当に良いトレーニングで、汗ビッショリだ!



昨年よりも長く公園に居たので、沢山遊ぶことができた。

保育園に帰るとオヤツが用意されていた。

ショウが食べれない物が多かったので、皆で分けて食べるように言うと、

仲良く分け合って、食べていた。 ( 関心!関心!(^^♪ )

ジュースも欲しそうだったが、流石に揉め事に発展しそうなので、

私が飲むことにした。


帰りのバスの中でもずっと起きていたので、興奮していたのだろうか?

結局、ショウは帰宅するまで眠らなかった。

帰宅後に一時間程、夕寝をしたが、流石に疲れていたのか?

夜は直ぐに寝た。


良い思い出になってくれたのではないかと思う。




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