川地塾夏季スペシャル 木崎湖横断 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ 時々 くもり

今日も天気は良好だ。

すでに昨日よりよい感じで、稜線上に積雲ができている。

風も程よい感じだ。


昨日に引き続いて受講してくださる方が大半なので、

講義を昨日よりは短めに切り上げて飛ぶことにした。


ただ、この講義の中の座談会で明らかになったことは、

ここでも、やはり受講者の多くが、

メンタルという部分が未発達,未整備であるということだ。



「安全に飛びたい」

「上手く飛びたい」

「少し飛びたい(ショートフライトで満足できる)」


充分な技術を持っているにも拘らず、

飛びが伸びず、ストレスや不満を持っている方々に対して、

川地が 「 どんな夢、目標をお持ちですか? 」 と聞いた時に

帰ってくる回答の代表的な例である。



こういった方々には、テクニックを教えるよりも先に、

考え方を変えて頂くこと、目の付け所を変えて頂くこと、

そして、何よりも、夢と目標を持っていただく事が大事である。


はっきり言えば、それができれば、

簡単にレベルアップできるのである。

なぜなら、もう既に充分なレベルに達して居るからだ。

本人がそれに気付かず、扉を開けないだけなのだから。


「 今日中に夢を考えて、教えてくださいね! 」

と言って、実践練習に移ったが・・・、

結局のところ、フライト後に告げられずに帰られてしまった。

自分なり、その人なりの目標を立てて飛ばれる事を切に願った。


因みに、コンディションは最高で、川地は木崎湖を二往復した。

13:00頃に雲が張って、サーマルは消失した。