冬季キャンプ1日目 朝霧福袋 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

ドキドキの朝!


エンジンが掛かった!! (*゜▽゜ノノ゛ 車DASH!


それでも、途中でエンジンが掛からなくなる恐怖があるので、

ピックアップを頼んでおいた知人と一緒に朝霧に向かった。

朝霧のショップやランディング(着陸)場では、

エンジンを切ったり掛けたりしたが、

不穏な予兆すらない掛かり方だった。 (-。-;)



そんな何かを暗示するような不可思議な出来事で

幕を明けた2008年だったが、

そんな事を気にしている暇は無かった。



川地塾は、

『 冬季キャンプ(短期集中コース) 』 に

『 タンデム川地塾 』 と大忙しだ。

天気図はやや強めの冬型気圧配置なので、充分な注意が必要だ。
タンデム川地塾では、2時間以上のフライトを約束しているのだが、
それを充分叶えてくれるコンディションになりそうだ。



そして、予想通りコンディションはバンバンになった。

勿論、川地はタンデム機で塾生を導いて行った。


世界地図を回った頃には2時間を経過していたが、
まだまだ、フライトする事が出来たし、川地は飛ぶ気満々だったが、
テイクオフ(離陸)の際にちょっとしたハプニングが発生していたことで、
これ以上のフライトの継続は不可能となった。


実は、テイクオフ(離陸)の瞬間、パッセンジャー(同乗者:塾生)が
「KUTU! KUTU!」と言ったが、何の事だか分からなかったので、
そのまま離陸したら、どうやら「靴が脱げた!!」と言いたかったらしい。


そう、パッセンジャー(同乗者)は、

片足に靴がないまま、2時間フライトしていたのだ。

「 寒くないですか? 」 「 降ろしましょうか? 」 と、

フライト中に何度も尋ねたが、 「 大丈夫です! 」 との事だった。

しかし、2時間のフライトで流石に限界になったのだ。

靴が片足ないので細心の注意で、ソフト・ランディングした。



今年、最初の塾は、

2500mオーバーという 『 福袋 』 がもれなく付いてきた。

最高では、標高2700m位まで上がり、参加した人の中には、
大倉ダムや世界地図まで、初めて飛んで行く事に成功した人もいた。
全員が大満足の記念すべきフライトになった。