<療育施設> 時々
夜行バスに、携帯電話を忘れた。
座席の前のポケットに入れっぱなしにしたのだ。
バスを降りて、数十メートル歩いて気が付いたが、
引き返した時には、発車した後だった。
帰宅してから、バス会社に電話したら、見つかったので良かった。
さて、今日から今年度後期の療育&訓練が始まる。
久しぶりに訓練が再開されたが、意外に問題なくクリアーした。
もっと、機嫌が悪くなり、もっと泣いたりすると思ったのだが・・・。
翔も、大人になったということか?
しかし、弁当は全ての品を半分残した?
何か意図があるのか?
個人面談(担任の先生と今後の方針や計画を話し合う)の
最中も他の先生と大人しく遊んでいた。
何だか不気味だ。 (~_~;)
夜、食事も終わり、お風呂から出た頃、
翔の玩具(ジャラジャラ:メロディージム)の修理を始めた。
この玩具は、翔の心の故郷である。
何しろ、生まれて初めて玩具に興味を示し始めたのがこれである。
活発に動くようになり、もっと楽しそうな玩具が、
周辺にあふれるようになった現在でも、
一日に3回以上は、必ず遊びに行く。
で、川地がこの玩具を改善修理していると、
ビデオに突進するのを止めて、こちらの方を不安げに見ている。
「 パパ何しているの?それ壊さないでね!? 」
そう言いたそうだ。
終いには、直ぐ後ろにまで来て、背中をポンポンと叩いた。
それでも、作業をしていると、今度は、腕を掴んで引っ張り、
「 退いてよ!僕が遊ぶから!! 」 の素振りである。
パパ:「何だショウ!? しまじろうのビデオを観ても良いんだぞ? 」
そう言うと、ビデオに行こうとするが、途中まで行って引き返してくる。
やっぱり、気になるようだ。
その内怒りだした。
「 何でパパが僕の玩具で遊んでいるの!それは僕のだよ!! 」
こんな翔を見るのは、初めてだ。 ( ̄□ ̄;)!!
翔が生まれて初めて見せた、 『 独占欲 』 だった。
また一つ、精神的に進歩した瞬間だった。