川地塾for学連 最高のコンディション!! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ

気圧配置的にも、見た目にも、良くなりそうな予感がする。

風はまだフォローだが、とりあえず山に登って、上で待つことになった。


川地は、前日のセミナーでお役御免だが、

それでは余りにも淡白だし、期待に応えたと言い難い。

時間はたっぷりあるので、1st(パイロンレース)と

2nd(デュレーション)の双方にトレーニング方法の一つを伝授した。



まず、

1stクラスには、今日の天気から設定できる

タスクを作って見せて、それを吟味させた。

コンディションを見切れば、そのまま採用するだろうし、

でなければ、簡単な方に修正するだろうと思っていた。


予想通り、後者になった。でも、それで良いのである。


実際には、コンディションはバンバンになり、雲底も高く、

上げきった後は、ワン・グライドでゴールが出来てしまった。



彼らは考えるだろう。

タスクはそのままで良かった!

何を読み間違えたのか?

何が足りなかったのか?


そして、

次回までに何をすればよいのだろうか?

考える者は成長する。


それこそが、川地が彼らに教えたかった、

メンタルトレーニングの真髄、 『 フィードバック 』 である。



2nd(デュレーション)クラスには、GPSの使い方を教えた。

即席のウェイポイントを作製、入力して、

地上を歩き回り、どのように機能を使うのか説明した。

賢い使い方のワンポイント・アドバイスも行った。


川地が彼らに施したのは、GPSの使い方というテーマを通じて、

GPSに興味を持つこと、競技を楽しむことである。


そして、これは

メンタルトレーニングの要である 『 目標を持つこと 』 に繋がる。



以上をもって、川地のセミナーは終了した。

(本当は昨日だけなんだけどね! (*^^)v )

コンディションは、競技終了の16:00までバンバンだった。



川地はダミーの後、フリーフライトモードに切り替え、

尾神岳から海まで飛んで行った。


上越   柏崎

カメラ 2007/08/24 川地撮影 左写真:上越方面(南) 右写真:柏崎方面(北) (地震のあった所)


本当は、まだ海へのアウト&リターンをした者が居ないらしいので、

それをしたかったのだが、風を読み違えて帰れなかったのである。



日本海上
カメラ 2007/08/24 川地撮影 柏崎市米山町聖ヶ鼻上空 約700m Googleマップ


海へは行けたものの、海上でまだ700m程あったので、

可能性が0%で無かっただけに、何とも悔しい結果となった。



セレモニーは学生のノリで大いに盛り上がった。

会食というと必ず仕事(塾)の話がついて回るので、

久しぶりにそれ抜きで宴会を楽しむことができた。

また、機会があれば是非招待して頂きたいと思う。