ポリネシアンダンス | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<スパリゾートハワイアンズ> 晴れ
ワイフのお姉さん家族は、この夏連続して大型プールに行った様で、
スパリゾートハワイアンズ 』 へ行く計画を取りやめたそうだ。
そして、有効期限が8月末のチケットが3枚余った。

そこで、川地家がこれを使わせて頂く事になった。 (^_^)v


翔は何かを察知したのか?

朝早く(5:30)に目覚めて、我々を起こしてくれた。

それでも、出発は6:30になり、

首都高速通過は7:30になってしまったが、
お盆明けということもあって、渋滞はしていなかった。
翔は到着1時間前まで車内で爆睡し、

SAで休憩の時に朝食を取った。



流石にプールは夏休みということもあって、激混雑だった。
水中は、勿論、芋洗い状態、
ウォータースライダーは45分待ち、でも1分滑り、
陸上もテーブルやベンチは占拠され、
通路はビニールシートで埋め尽くされていた。


触れ込みでは、室内平均気温28℃だが、
どう考えてみても30℃以上ある。 (~_~;)
実は後でニュースで知ったのだが、
岐阜県では40℃以上を記録、
関東でも35℃以上の猛暑だったのだ。


当然、海水パンツに着替えていても、
汗が滴り落ちてきて、翔もグッタリして来た。
(体温調節が上手く出来ない翔にとっては過酷な状況だ)
直ぐにプールに入って、体を冷やす事にした。



まずは

『 流れるプール 』
途中のトンネル出口で、滝の様に上から

水が降って来るのはうけていた。


『 子供用ウォーター滑り台(高さ2m位) 』
初めの内はビビッて居たが、水しぶきが上がると喜んだ。
これは、待ち時間無しなので何回も滑って楽しむことが出来た。
慣れてきたら調子に乗って、もう一回と催促していた。



レストランや売店も多く、普通の人は食事に事欠かないだろう。
私達は種類が豊富なので、ビュッフェ(食べ放題)の店に入った。
朝早かったこともあったし、随分体を動かした事で、
食事は勿論沢山食べたし、食後は直ぐに寝てしまった。


目覚めた後は、再び『流れるプール』や
『 子供用ウォーター滑り台(高さ2m位) 』 で遊び、
その他、 『 野外のプールの様な温泉 』 、

『 屋内の温泉 』 でも遊んだ。
とにかく全ての施設をじっくり楽しむには、一日では足りない。



夕方は大きな海賊船があるステージに近い中央ベンチを陣取った。
お目当ては、この施設の売りでもあり、
映画 『 フラガール 』 の舞台にもなった

『 グランドポリネシアンショー 』 だ。


川地にはある確信があった。
男性のダンスは 『 炎バトン 』 と 『 激しい太鼓 』 、
女性のダンスは 『 艶やかで豪華な衣装 』 と

『 緩急を織り交ったリズム 』
どれも、翔が喜びそうなものばかりだった。


そして、ショーが始まると、その読みは的中した。
翔は興奮し、手足をバタつかせ、踊り、そして、大声を張り上げたが
その声は激しい楽器の音にかき消された。
ショーは約1時間続いたが、翔を飽きさせる事は無かった。


ただ、翔は動き続けたお陰で、後半には疲れて、
息切れを起こし、グッタリすることが多くなった。
踊っているお姉さん達より動いているので当たり前か?


その興奮は、ベッドに入るまで続いたが、
横にした途端、電池が切れた人形のように動かなくなった。
その夜、翔はとても珍しく大汗をかいた。