電車で通院 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->大学病院> 晴れ

今日は午前中に保育園へ行った後、

午後から大学病院へ行き、翔の目の検診をしてもらう。


午前はプールに入ったようだ。

ここのところ、暑い日が続いているので、とても喜んでいたようだ。

ただ、くしゃみを3回していた事を先生が気にしていた。

(我が家では、それぐらい全然問題視しない! のはおかしいか?)



今日は電車で大学病院へ行く。

最近のガソリン価格の高騰で、車で行く事は相当な出費になるからだ。

電車なら冷房は完備だし、渋滞で遅刻する事を心配しなくても良い。

ただ、乗り換えの時の不便さと翔のための荷物が重さが大変だ。

そして、何よりも翔が昼寝が出来るかどうか心配だ。


電車は思ったより空いていて、ほっとした。

バギー(幼児用車椅子)は普通のベビーカーより一回り大きくて、

ただでさえ電車内では目立って邪魔になっている。

だから、混んでいたら利点であるリクライニングが使えないからだ。


快速急行に乗れたこともあって、車内アナウンスも少なく、

リクライニングで着たので、翔はグッスリ眠ることが出来た。

駅に着いても寝ていたので、そのままソッとホームに下りて

移動を開始したが、電車の出発のベルで起きてしまった。



目の診察は、良い結果が出た。

左目だけで見ることが多かった翔だが、特殊メガネを常にしていたことで、

両目で見るようになってきているそうだ。

このまま、継続してメガネをすることになった。



帰りの電車は、行きに比べて混んでいた。

当然、翔の視界は人並みに遮られ、機嫌は下降の一途をたどった。

そして、恐れていた暴挙に出た。


周辺に立っている大人の人が持っているバッグや袋を

片っ端から引っ張り始めたのだ。

「退いてよ!窓の外が見えないよ!!」と訴えたかったに違いない。

「止めなさい!!」と言っても、言うことなど聞くわけも無く。


そんな時、お婆ちゃん(川地の母)に似た方が、

持っていた紙袋を翔にくれたのだ。

翔はこれまでの鬱憤を晴らすかのように、ビリビリに引き裂いていた。



ところで、通院にかかった交通費だが、翔と川地を合わせても、

1000円を超えなかった!!  ━━━(゚∀゚)━━━!!!

(翔の身障者手帳を使うと、本人と介護人は半額になるからだ。)


もし、自動車で行っていたら、大学病院の駐車料金だけで

1000円を超えていただろう。

今度から、電車で通院しようかな?  ヾ(▼ヘ▼;)