<整形外科>
今日は整形外科に定期健診に行った。
翔は歩く事が出来ない。
体の各所に、脳性麻痺があるからだ。
上手く動かないだけなら良いが、力を入れているつもりがなくても、
バンバンに力が入っている事が多い。
特に、足の太腿にその傾向が強く出る。
例えが適切か分からないが、
手で触れると足が攣った時の状態が続いている感じがする。
その他の筋肉は緩んで力の入っていない状態だから、
大腿骨の内側だけに力がかかり続けていることになる。
それが続けばどうなるか?
徐々に関節がずれていき、最終的には
骨盤から大腿骨が外れてしまうのである。
半年前、翔は20~30%脱臼しかかっている、亜脱臼の状態だった。
今回の検診で分かった事は、30~40%に増えていたことだ。
「今すぐに手術しなければならない」というわけではないが、近い将来、
6歳になる前に手術をした方が良いだろうという医師の判断だった。
それを見越して、川地はセカンド・オピニオンをする手はずはしてある。
そこでもやはり同じ判断であれば、手術をする事になるだろう。