<保育園> のち
朝から緑色の鼻水を出して咳き込んでいる。
先週末から回復には向かっていないようだ。
でも機嫌は良い。
保育園に行くと 『 しまじろうの声の出る玩具 』 を
先生が持ってきてくれた。先生の自宅からを持って来てくれたようだ。
丁度、音が出る絵本のしまじろう版だ。
勿論、翔は大喜びしたいのだろうが、
辺りが煩くて微妙な顔をしている。
『 しまじろう 』 を好きなのは、翔だけではない。
翔の側に川地が居た時は、様子を見ていたクラスメイト達は、
川地がバイバイをして立ち上がると、今だ!!とばかりに、
砂糖に群がる蟻の様に翔のテーブルに群がったからだ。
翔 「ちょっと、ちょっと、僕が出来ないじゃないか・・・」
パパ 「頑張れよ、翔!!」 そう言って、部屋を出た。
ヾ( `▽)ゞ! ((´Д`;)) γ(▽´ )ツ
そんな翔が賢く逞しくなった、出来事があった。
もう直ぐご飯なので、遊んでいた玩具(ティガー)を取り上げ、
食卓の上に置いて、準備をしていた。
すると、翔は体を揺らして椅子を動かして食卓に近付け、
両手を伸ばしてテーブルクロスを引って手繰り寄せ、
乗っていた玩具を手元に取り戻したのだ。
オオォォ━ヽ(*゚Д゚)ノ━ォォオオ
思えば、最初この玩具を見せても
「なんだこれ?」といったリアクションも無く、全くの無表情だった。
それから、少しずつ興味を持つように促し、ボタンを押すことを教え、
気の遠くなるようなゆっくりとした進歩の中、地道な努力を続けてきた。
昔のあの頃に比べると、思えば、本当に賢くなったものだ。
そう言えば、今日、お風呂の中で気になる事があった。
首、腹、頭、背中、そして、足を洗おうとした時に、
急に、何かに怯える様に体を硬直させ、
落ち着きが無くなり、怒りだしたのだ。
急いで泡を洗い流し、抱きかかえて落ち着くように言いながら、
湯船の中のお湯にゆっくりと浸かった。
すると翔は少しずつ落ち着きを取り戻していった。
いったい何だったのだろうか? (*_*)