その根性、あっぱれ! | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園> 晴れ

今日は眠くなる風邪薬は止めた。

翔は眠くて辛そうだし、世話をする保育園の先生も大変だからだ。

幸いにも鼻水はそれ程酷く無く、翔も元気だ。

でも、笑顔は少ない。 (-_-;)


保育園に送り届けた後、川地は明日の準備に大忙しだ。

なにせ、またまた今週末の天気が悪そうなのだ。

何故か九州での川地塾はまともに飛べた事がない。

見事に100発100中である。

だから、資料作りに追われている。


まあ、それ以外にも決算処理をして、

確定申告に備えなければならないので、とにかく大変だ。



翔の調子が悪いので、いつもより20分早く、保育園へ迎えに行った。

すると、クラスに翔の姿が無い??

あれ、他の部屋に遊びに行っているのかな?と覗いても居ない。

部屋に入ると、「職員室で寝てます!」と言われた。 ( ̄_ ̄ i)


川地「どこか体の具合でも悪いのですが?」

先生「午前は元気だったし、お昼寝もしっかりしたのですが・・・」

  「おやつの最中に、テーブルの上に眠り込んでしまったのです。」

  「二時間半はお昼ねしているのですがねぇ・・・?」


職員室に入って、翔に声をかけた。

するとそれまで寝ていたようだったのに、パッと目をさました。

「大丈夫か翔?パパが迎えに来たぞ!」


ゆっくりと抱きかかえて、椅子に座らせた。

しばらく、ボーとしていたが、急に動き出した。

何か言いたそうで、必死に訴えている。


(( ;°Д°)) (°∀°)b 「オシッコか?」 どうも違うらしい。

先生と簡単に話をしてお礼を言って帰宅した。


車の中でも、エレベーターでも、どうも様子がおかしい。

やっぱり眠たいのか? 本調子じゃないからなぁ・・・。

「家に帰ったら、もう一度お昼寝しな!」



寝せる前にオムツを交換しておこうと脱がせた時に悪臭が!!

「翔!ウンチがしたかったのか!」

慌ててオマルに座らせると、超特大! 大人顔負けのサイズをした。


以前にも書いたが、翔は生まれて数ヶ月で、

ウンチをオムツの中にしなくなったのだ。

お尻が汚れるのが、とってもとっても不快らしい。


ウンチがしたくなってもオムツの中でウンチは絶対に嫌なのだ!!

我慢してお腹が痛くなったので、眠り込んだ様に見えたのは、

実はテーブルの上に倒れこんでいたのだった。


ベッドに寝かされても、ただひたすらパパの来るのを待っていたのだ。

目が覚めて保育園から帰宅するまで、眠そうに見えたのは、

実は腹痛で意識が遠のいたのだろう。


スッキリしたら、いつもの翔に戻った。 (‐^▽^‐) ヽ(^O^)ノ

その頑固なまでの意思、不屈の闘志に感服した。

「あっぱれだ、翔!!」 そう誉めてあげた。