何の病気だ!? | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<大学病院> 晴れ

定期検診の日だ。

朝早くから準備して行かなければならない。

朝はいつも検温するのだが、抱っこした時に何だか熱かった。


38.1℃、まずいぞ!


・・・、でも翔は以外に元気だ。

朝っぱらから、ビデオを見たいと這いずりして突進している。

と、そんな事に付き合ってはいられない。

準備をして出発した。

高速道路は集中工事で、いつもと違うところが混んでいた。


渋滞の最中に朝食を与えたが、結構食べた。

採血、採尿の後、頑張ったご褒美に

大好物のヨーグルトバナナを上げた。



発疹の出来方から水疱瘡とは違うらしい。

血液検査の結果が発疹が起きてもおかしくない数値を示しているが、

どんな病気なのか現段階でははっきりしない。


とにかく、対処療法しかないらしい。

用紙が二枚になる程の量の薬が処方された。

翔の体温は相変わらず38℃を示していたので、

直ぐに帰途に就いた。



今日の午後に予定していた心理相談は、

キャンセルせざるを得なかった。

(ここの所、この訓練を連続でキャンセルしている。 (-_-;) )


帰宅途中に少し寝たのが災いして、

帰宅してもなかなか寝ようとしない。

体温も発作を起こしそうなギリギリの温度を推移していたので、

座薬を入れた。


この薬は実は眠くなるのだ。

20分間ビデオを見せると翔はフラフラしていた。

それでも、次のビデオを見せろと騒いでいる。

朦朧となった意識の中でも、見せろと主張する根性は、

見上げたものである。


寝る頃には平熱に戻った。
明日は、きっと回復して元気になるだろう。 (*^ー^)V