小さなお世話係 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

翔は朝から絶好調!!

部屋の中をあちらこちらへと動き回る。

そして、騒ぐ。  ヾ(。`Д´。)ノ  A=´、`=)ゞ


こんな翔だが保育園に行くと何故だかもてる。

今日も翔のお世話をしようと、可愛い女の子が寄って来た。

でも、翔は連れない。


翔の引き出しに、服やオムツ,涎掛けなどをしまっていると、

背後から女の子達が近寄って来た。

振り返って「なに?」と問いかけると、

サッと先生の後ろに隠れてしまった?


毎日、朝夕顔を合わせているし、挨拶もしているので、

見知らぬおじさんを怖がる様子ではない?

どうしたのだろう? 何かお願い事があるようだ?


先生の後ろでモジモジしていると、先生が変わりに答えてくれた。

翔は涎が多いので、椅子の脇にハンカチをかけておいて、

いつでも口元を拭けるようにしておくのだ。

それで、先生が朝一番にハンカチをかけるので、

「引き出しからハンカチを出してください」と言いたかったようだ。


「はい、どうぞ」と手渡すと、はにかみながら受け取って、

翔の椅子の横にある洗濯バサミで挟んでぶら下げた。

(*^ー^)ノ◆ 。(v.v*)


女の子達は翔のお世話というよりは

先生の真似ごとをしたいのではないだろうか?

と、ふと思った。


お昼寝の時間で早く目が覚めてしまうと、

這いずりで重ねてある椅子の所まで行って、

足を引っ張ってガチャガチャ音をたてて喜んでいるらしい。


昼寝後のおやつでは、初めて蒸しパンを食べたようだ。

しかし、その後自分の手で持って食べるように促すと、

ポイと投げ捨てていたらしい。