翔の進歩25 台の使い方 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園>

ツアーに行く前、鼻水を垂らしていたが、

今はもうすっかり良くなり、元気一杯だ!

エネルギーがあり余っているという感じ・・・。 σ(^_^;)


お弁当を忘れたので、届けに行った時には、

プールの順番待ちをしていた。

入っている所を見る事はできなかったが、

保育園のプールで涼しんで楽しんで居るようだ。


夕方、翔を迎えに行って、

マンションに帰ってきてから、少し公園で遊んであげた。

ブランコが好きなので、抱っこして揺らしていると、

自分の両手で鎖の部分を持とうとした。


「翔、ブランコの乗り方覚えたのか?」

一人で座らせてみると、やはり両手を鎖に伸ばした。

体を支えるほど握力が無いので、

ブランコから落ちないように手を添えて揺らして上げると、

楽しそうな声を発した。


家に帰ってからも玩具で遊んで上げた。

最近は、より複雑な動きをするのがお気に入りだ。

“コロコロの木”という玩具は木の天辺からボールを入れると、

周囲をボールが転がりながら落ちてきて、

その時に様々なアクション(音や光、動作など)が起こる。


食事後はママと遊んでいたが、

しばらく遊んでもらった後、ママがトイレ休憩に行った。

すると、“コロコロの木”に近寄り、

手を伸ばしてボタンを押して、音が出るの楽しんでいる。

どうやら、遊び足りないようだ。


久しぶりにパパが帰ってきたので、遊んでほしいのか?

パパの方をしきりに見ていた。

すると、翔が一生懸命に“台”を動かして始めた。 ヽ(*゚Д゚)ノ━ォォオオ


“コロコロの木”は壊れやすので、

悪戯しないようにコタツの台の上においてある。

這いずりの翔が触るには、体を起こして

手を伸ばさなければならない。

遊ぶ時は、必ず、パパかママが寄り添って、

台に座って遊ぶのである。


つまり、翔は台を“物として”ではなく、“道具として”認識し、

使い方を覚えたのである。そして、これを用意しようとしたのである。

これは画期的な進歩を意味している。


ただ悲しい事に、翔は自分では座れない。


でも、パパとママを呼んだ。

「あ~っ、あ~っ」

ワイフが直ぐに抱き上げて遊んで上げた。 (^▽^*) (^~^)