視力回復 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<療育センター -> 眼科クリニック>

今日はとても忙しい一日になりそうだ。


今日はワイフが健康診断をするため会社を休んでいる。

検査は午前中の早い時間に予約を入れたので、

翔の療育の途中から参加し、リハビリの訓練にも参加する予定だ。


ワイフは今まで療育現場や訓練に立ち会えなかったので、

以前から希望していたことが実現できた。

いつもと違い、ママも一緒なので翔は少しハイになっていた。

PT訓練も張り切ってやっていたし、食事も妙なのりで食べていた。


療育が終了したら、その足で今度は眼科クリニックに行った。

視力回復の手術が受けれるかどうかの検査をするためだ。


競技で良い成績を残すためには、視力は絶対に必要なものである。


災害が起きた時にコンタクトやメガネは

大きなハンディに成りえるという考え方もある。

つまり、災害になれば、きれいな水が手に入る可能性は低くなるので、

コンタクトは使えなくなる。メガネも破損する恐れがあるからだ。

災害時の翔の事を考えた時、できるだけ川地のハンディキャップは

減らして起きたいという心理も働いている。


キャンペーン中で費用も安くなっていることや、

生命保険からも一部手術費が出るらしい。


いずれも、手術を受けるという決定的とはいえない理由だが、

充分な条件ではあり、それが出揃ったので、検査を受ける事にした。


結果は “ OK ” 、GOサインが出た。

決行は8月6日である。


本当はもっと他の日にしたかったが、

ワールドカップの日程や日本選手権の日程、ツアーの日程、

更に、キャンペーン期間による混雑で、

その日しか空いていないという事になったのだ。


実はその日は、東北川地塾を開催する予備日だった。

東北の方々に事情を説明して、まことに申し訳ないが

一日のみの開催を承諾して頂かなければならない。