翔の誕生日 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<保育園->療育施設>

そういえば、翔の誕生日の事を書き忘れていた。

実は、九州で仕事をしていた時(スペシャルコース2日目)が

翔の誕生日だったのだ。


そう、実はギリギリ前日に退院したのである。

危うく、病院で誕生日を迎える羽目になるところだったのだ。 (;^_^A

誕生日ケーキの代わりに「北九州空港限定、スイスロール」を

買って帰って、火曜日の朝御飯としてあげたが、

とても美味しそうに食べていた。 o(〃^▽^〃)o


それもそのはず、とっても柔らかくて、口の中でとろけるのである。

実は前の晩に、一足先に食べたのだ。ワイフもご満悦だった。



今日は心理相談のある日なので、保育園を早退して療育施設に出かけた。

この訓練?は今一つ何を調べているのか?何を目標にしてやっていくのか?

川地は、はっきり理解できていない。


それでも、翔にとっては玩具で遊ばしてもらえる

この時間はとても大好きでお気に入りの時間だ。機嫌が良い。

最近は生意気になってきて、一つの玩具で長く遊ぼうとせず、

直ぐに次の玩具を出してくるように、催促するのである。

まったく、悪知恵だけは付いていく。  ( ̄∩ ̄#


それもまた喜ばしい事ではある。

翔が生まれた時の状況からすれば、今日のように自我をハッキリと持ち、

人を指図するなどということは、考えようも無かった。


ただ、動かずじっとして、今にも止まってしまいそうな呼吸をしていた。

正に“風前の灯”だったのだ。

そして、今に至るまで奇跡的な進歩を遂げている。


これからも。その奇跡を見せて欲しい。 (☆。☆)