<大学病院>
経過は順調で、翔の点滴は外されていた。
血中酸素濃度と心拍数を測定する機械だけがつながれていた。
ベッドではなく、ベビーカーに座らされていたが、
入り口とは逆方向に向けられていた。
それでも、パパの声が聞こえたのか?
喜んで体を揺すっているのが分かる。
パパ:「翔くん、元気か? 良い子にしていたか?」
ショウ:「ハウぁウッガー(あったりまえだぜ!)」 !(^^)!
どれどれ、翔の日誌を見てみるか?
パパ:「あれ?ご飯を相変わらず食べていないな・・・?」 (-o-*)
ショウ:「ハッハゥ・・・(そんな事ないよ)」 ヽ(*゚o゚)ノ
そこへ看護婦さんが来た。
パパ:「どうですか翔は?」
看護婦:「とても元気で点滴も外れたんですが・・・、
相変わらずご飯を食べてくれないんですよね!?」
「あっ、でもヨーグルトは二個も食べてくれました。」
「とっても嬉しそうに食べるんでしょね、翔くん!」 (^^♪
パパ:「ショ~ウ!」 (-o-*)
ショウ:「ゥッヶァィォァヵ(差し出されたのを食べただけなんだけど・・・)」 (((*_*;)))
こういうところだけは、賢いというか?何というか・・・。
案の定、私があげた夕飯はペロリと完食した。