<自宅>
100%雨である予測がついたので、
金曜日にはタンデム川地塾は中止に決定していた。
したがって、今日は自宅でお仕事だ。
確定申告をしなければならないので、その準備をしなければならない。
実は先日税務署に出かけて、一度書類をチェックしてもらったが、
一部に不備があったので、作成しなおす事にしたのだ。
それ以外にも環境整備がある。
部屋の一角を、
「川地塾“本部”事業所」
(そんな大げさなものではないが・・・)
としたものの、まだまだ機能的とはいえない。
おまけに長き間に溜まった書類(殆どがいらない物)が
棚を占拠しているので、これを期に一気に整理しようと思い立ったのだ。
こんな機会でもなければ、なかなか出来ないのが世の常である。
とは言うものの
一日中、書類の作成や仕分け作業をしていると精神的に疲れてくる。
翔も同様で、外が雨なのでワイフは家の中で翔を遊ばせていたが、
一日中で家の中では、流石に飽きてきたのか?今一ぐずりぎみである。
「よし、翔! 散歩に行こう!」 「お出かけするぞ!!」
「・・・、フッバァ!フッバァ!(行こう!行こう!)」
ワイフが外出用の服に着せ替えていると、
突然、体をよじって何やら背伸びをし始めた。
お着替えが嫌なのか??と一瞬思ったがそれは間違いだった。
それまで見向きもしなかった、少し離れた所に有る
“脚用補装具”に精一杯背伸びをして、手を伸ばして引き寄せ、
ワイフに手渡ししたのだ。
明らかに、
「お外に行く時は靴を履くんだよね!」
「靴を履かせて!!」
という行為だった。
未来を“予測する”ということとが出来た一瞬だった。
そして、しなければならない事を理解している証拠でもあった。