川地塾in朝霧EA 第三回 2日目 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事>

天気図から西から北風の強風が入る危険性が有り、今日は午前中勝負。

塾生には11時頃には降ろすつもりでと注意を喚起したが、

この読みは見事的中した。


川地は、タンデム川地塾を同時に行なっていた。

高度を稼いで一番高い所にいたが、

南アルプス方向に寒気の物と思われる雪雲が覆いかぶさっていたので、

無線機でランディングを促した。


川地自身は猪之頭エリアへのランディング(着陸)は、

寒気が到達するまでに間に合わないと判断して、

白糸エリアに進路を取って降ろした。

タンデム川地塾は、またまた半分の一時間しかできなかった。


塾生は忠告通りに早めに降ろしたが、

ビジター(訪問者)パイロットのランディング(着陸)が遅くなり、

ランディング直前にアクシデントみ見舞われた。


川地の知人であった為、大きなショックを受け、とても心配したが、

命に別状は無いそうなので一安心した。



午後は天気の解説や今後の予定、

そして、フィードバックに大きく時間を割いた。


スケジュールの都合で日程が詰まってしまったが、

その短期間の間でも確実に上達していたので、将来が楽しみだ。

これから半年の間、トレーニングに励んで頂いて、

秋の次のステージの時に成長した姿が見れることを楽しみだ。


なお、3月にスペシャルステージ(4回目)を北関東(足尾山)に用意した。

それまでの一ヶ月の間、多分朝霧は毎週末飛べるだろうから、

どれくらい進歩するかが楽しみだ。