身障者用ステッカー | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<実家>

今日は晴れていたが鼻水が止まらなかったので、外出は控えた。それでも一日中家の中では可哀想なので、三時頃に買物に出かけた。翔の興味を引く玩具を探しにトイザラスにも行った。

そこで、一つ事件が起きた。翔のために車に付けている“身障者用ステッカー(車椅子のロゴ)”が剥がされて盗まれてしまったのだ。取り外しが簡単なようにマグネット式のものだったが、それが災いしてしまった。

買物から帰ると後ろに貼っていたステッカーが盗まれていたのだ。身障者用スペースは建物の出入口に近い所に有ることが多く、健常者の中にはその様な場所に平気で駐車している人がいる。更に性質の悪いのは“身障者(車椅子のロゴ)”を偽装する輩が居て、そのステッカーを本当に身障者が乗っている車から盗んで自分の車に貼っていくらしいのである。


日本は身障者に対する配慮や気配りが非常に悪い。ヤクザやヤンキーならいざ知らず、一般のおじさんおばさん、更には要人の公用車(市役所の身障者スペースにドーンと駐車していた)まで平気に止めている。


キリスト教の教えが浸透しているヨーロッパではどんなに駐車場が混んでいても、身障者スペースには健常者は絶対に止めないらしいし、私も見たことがない。まして、ステッカーを盗んでまでして偽装をするなど、言語道断だ。本当に怒りが込み上げてくる。


こういうモラルの欠片も無い人たちが駐車できなくする方法は無いものだろうか?