最強ゆえに、、、 | ディープ「D」の世界

最強ゆえに、、、

ハチロクなみに小さく、GT-Rなみにパワフル。最先端の4WDシステムをつぎ込んだ三菱のラリーウェポン。それがランサエボリューション。

でもこのランエボ、不幸なことに、どうも悪役がお似合いという状況になってます。

日光いろは坂を仕切るランエボ軍団エンペラーはどう考えても「D」史上最強の悪役チームですし、映画でいうと「TAXI2」でも悪役はランエボ軍団だった。(ま、それでも映画のパンフに広告を出してた三菱という会社はえらいと思いますが、、。)


ま。強いからなんでしょうね。

90年代後半のランエボのWRCにおける強さは普通じゃなかった。トミ・マキネンと三菱ラリーアートは強豪ひしめく中、96年から4年連続でWRCのチャンピオンに輝いています。エボⅢは最初の栄冠をつかんだマシンですが、なんとなく当時の三菱のデザイントレンドなのか必然なのか、このあとⅣ、Ⅴ、Ⅵと進化を続けるにつれ、空力パーツもでかくなり、どんどん無骨になっていきます。そういう見た目も「悪役・ランエボ」には一役買ってるのではないでしょうか。

★Dのイケメン軍団とは一線を画すコワモテ:ジョーダン・チャン演じる

 須藤京一。こんなのが峠にいたら、恐くて日光にいけません。。。

 

とはいえ、長い「頭文字D」の歴史の中でも“カウンター・アタック”須藤京一とのバトルは最も盛り上がるハイライトであることは疑いようがないでしょう。映画でも彼との戦いがラストバトルで描かれます。ここはスゴイですよー!必見です。

“最強”ゆえに悪役として登場したランエボ。エボファンの皆さん、ちょっと我慢しつつ、その十分すぎる存在感を楽しんでください。