単純に想像すると不倫のカップルが戸惑ってるってことでしょうが、
まだ、その躊躇はある若い愛であることは推測できます。
そんな心理描写が上手ですね。
♪夜のどこかに隠された あなたの瞳がささやく
どうか今夜の行く先を 教えておくれとささやく
私も今さみしい時だから 教えるのはすぐ出来る♪
イケナイ夜へと向かう二人。
この、どうにも止まらない欲望の炎と、
その引き返せない欲望の渦の中でさえ、
つかみきれないおたがいの本心の歯がゆさ。
それがペリカン(男)とライオン(女)に喩えられてこう続きます。
♪あなたライオン たて髪ゆらし
ほえるライオン おなかをすかせ
あなたライオン 闇におびえて
私はとまどうペリカン♪
う~、いくの、いかないの、どっちなの、みたいな感じ?
ところでなぜ、キリンでもシマウマでもなく、ペリカンなの?
という疑問は残ります。
でも当時の陽水さんは「なぜか上海」とか「いっそセレナーデ」とか、
意味不明な言葉の組み合わせでシュールさを追求していた時代です。
そこが「とまどうペリカン」の最大の魅力であり
ミステリアスで、難解ながらも、妖艶な歌詞、です。
私もこの曲を(おそらく)何百回、何千回と聞いていますが、
いまだに意味がわからないのに、いつもうっとりと、
胸が苦しくなるような切ない気持にもなるのです。
今夜がまさにそんな心境。
とまどってます・・・
全く別の意味ですが・・・