邦題「冷たい熱帯魚」2010年 脚本・監督 園子温

1993年に起きた「埼玉愛犬家殺人事件」をモチーフにした作品。

死別した前妻の娘と現在の妻。

その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、

主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。

波風の立たないよう静かに暮らす小市民的気質の社本。

だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、

ついに娘の万引きを招く。

スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、

そんな彼を救ったのはスーパー店長の友人である村田だった。

村田の懇願により店長は万引きを許す。

さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、

娘をバイトとして雇い入れる。

その親切さと人の良さそうな男に誘われて、

社本と村田夫婦との交流が始まる。

しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。

それが、村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、

同時に引き返せなくなる顛末への引き金となった。

のべ50人もの関係者を殺害、遺棄。

その遺棄の仕方は「空気にする」という隠語でもって

一口サイズのから揚げみたいにバラバラに。

骨と肉を分け、骨は焼き、灰は蒔く。

細かく切った肉は、川に捨てる。

血まみれの解体作業は夜中に及ぶ。


猟奇的連続殺人ものです。

実話3部作の2部を見ました。

「恋の罪」といい、とても刺激的で真面目な方にはおすすめできません。